もしもの時にそなえて ~災害訓練を行いました~
訪問看護「レスピケアナース」では、利用者さんとスタッフの安全を守るために、災害対策訓練を行っています。
訓練は、療養通所「プルーンベリーハウス」と合同で開催し、通所の利用者さんも毎年お一人は参加して頂いております。
レスピケアでは、酸素や人工呼吸器を使われている利用者さんが多く、災害で停電が起きた時にどう対応するかを、実際に近い形で訓練しています。
令和2年から始まり、毎年継続しておりますが、今回はレスピケアの利用者さんにもご参加いただきました。
酸素濃縮器は電気で酸素を濃縮する装置ですので、停電時には作動停止してしまいます。
その際は酸素ボンベを使うことになりますので、ボンベの残本数が重要になります。
人工呼吸器は内部バッテリーで作動するため、すぐに停止することはありませんが、停電が長期間になる場合は対応が必要です。
レスピケアの訓練の流れは、以下のとおりです。
①災害が発生、または発生の恐れがある場合に災害対策本部を設置
②事業所の電気・水道の状況を確認し、通所と連携
③スタッフの安否を確認
④在宅酸素中の方など優先的に対応が必要な利用者さんから順に安否や困りごとの確認、同時に当日訪問が必要な方の調整
⑤④と同時に停電や災害の状況など情報を収集
この中で参加をお願いしたレスピケアの利用者さんには、④安否確認の場面で参加して頂き、ラインや電話で安否や酸素ボンベの本数などを実際に確認させて頂きました。
災害訓練とは発災直後に行うものですが、これとは別にBCP(事業継続計画)に基づく訓練も法人全体で、年に1回行っています。
そのため、今回は法人内の他部署のスタッフ(訪問介護員、ケアマネジャー)にも見学してもらいました。
初めて参加したスタッフからは「思ったより大変」「動き方のイメージができた」といった感想がありました。
BCPは、発災後に日常が回復しない場合に発動するものになります。
年度の後半で行うBCP訓練に今回の訓練を活かし、法人全体で災害や発災後の状況への対応強化を図りたいと考えております。
山田さんに修正して頂いた文章を載せます。
以下発信グループにも載っている文章ですが念のため張っておきます)
福岡市では、大雨や地震のリスクもあります。だからこそ、日ごろの備えを大切にし、いざという時にすぐ動けるように努めていきます。
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