サイバー攻撃からの対策の話
サイバー攻撃とは
最近、サイバー攻撃という言葉を聞く機会が増えてきていますね。
攻撃の手段というのは、実際にはいくつもあるのですが、最近世間を騒がせているのはランサムウェアという攻撃手法です。これは、攻撃を受けたパソコンを使えなくしてしまい、再度使えるようにするために身代金を払え!と要求してくる方法です。解決するには大きく2つ。
パソコンを完全に初期化するか、身代金を支払うかです。
ランサムウェアは世界中で猛威を振るっていますが、日本も例外ではなく、SOPHOSの『ランサムウェアの現状2020年版』によると、日本の被害額は世界第2位だそうです。
もちろん、医療・介護・福祉業界も対岸の火事ではありません。これらの業界はICT化が徐々に進んできている中で、専門のシステム管理者がいないところもあり、結果として攻撃に晒されやすい状態になっています。島根のある病院では、2021年にランサムウェアに感染してしまった結果、通常の診療が行えなくなり、病院全体の機能の復旧までに4か月以上も費やしたという例もあります。
では、紙が良いのかといっても一概にそうとはいえません。紙は確認頻度の少ない書類についてのセキュリティ度は高いですが、一方で頻度が高ければ紛失に繋がりやすく、確認するためにスタッフが移動するなど、人的コストも上がります。
ICTをより推進していくために
株式会社アイランドケアでは、電子カルテや記録の電子化、勤怠やスケジューラー等でのICT化を積極的に進めており、ランサムウェア等のサイバー攻撃からご利用者の情報を守るため、システム機器の整備や職員への啓発も実施しています。
また、ICT化の結果として、職員も直行直帰を行いやすく、スケジュールや利用者情報も確どこでも確認できるなど、働きやすい職場づくりを進めています。
今後社会ではますますDX化が進んでいきます。アイランドケアでも、流れに遅れないようにしつつ、職員が働きやすい環境の構築を続けていきます。